最大の危機 松ちゃん ノブ あっくん ケンちゃん みんな わたし・ナレーション
ツアー10日目 5回目のライブ地 埼玉へ向かう 北川はノートへ向き合う とにかく歌詞を覚えなければならない 前日の出来事。。。 松本:そんな気持ちでいるんだったら バンドやめてくれよ 俺の人生、今のケンちゃんにはかけらんねぇよ 北川:俺も中途半端な気持ちで来たわけちゃうし こんなとこじゃ辞められへん。 前のバンドを裏切り、夢を達成するための涙の決断をしてきた。 簡単に辞めることなどできない。 ライブ前 北川以外のメンバーは、身だしなみをととのえ、バックミラーを鏡にヒゲを剃る (あっくん顔ドアップ!ウケます。あっくんファンにはたまんないね、うん。) 回を重ね、ライブ前もリラックスできるようになった三人(あっくん、松ちゃん、ノブ) しかし、北川は車の中でひたすら歌の練習。 そのおかげで歌詞を覚えることが出来た。 このステージで完璧に歌うことができるのだろうか? ライブ本番 問題の唄は・・・ 周りの目を気にしすぎて 何も出来ないよりも 自分を信じ生きる方が 幸せだ どう思われてもかまわない 今・・・・・・・ 今の自分を・・・・・・・ ・・・・・・・の部分はデタラメで歌う北川。 (『SUN』だっ。でも全然駄目〜;なんだかなあ。聞いてて恥ずかしくなっちゃった。) なんとか前よりは歌うことができた。 上原:ケンちゃん 今日 唄 歌えたね 近藤:うん。頑張ったんじゃない? 北川:実際まだまだやわ 上原:歌詞歌えただけで満足してたらな 俺達相当レベル低いぜ 頑張っていこうぜ ケンちゃん。 するとノブが・・・洋服のにおいをかいで・・・『クサッ』 上原:真剣な話してるから、ノブ ずっと寝泊りは車。 一度パーキングエリアで頭を洗っただけ。 ようやく体がにおうことに気づき、銭湯へ 実に10日ぶりの入浴。 初めてライブでかいた汗を流した。 風呂あがりは、ブリーフ姿のりりしいあっくんをしきりで、なんとか歌えたボーカル北川にカンパイ。 松本:気合入れていくよ 明日から (あっくんのブリーフどデカイです。ウケます。どこまでもあっくんはかわいい人だなあ、本当に。 きれいさっぱりした4人。 上原:おやすみ この日も、車で就寝 とりあえず翌日からもライブを重ねたが歌詞を覚えただけの北川の歌じゃ、お客さんの反応はにぶかった。 9回目のライブは松ちゃんの地元 群馬。 そこでこの日は松ちゃんの実家へ泊まることに。 松:うわー、もうすぐだ マジで。近い 松ちゃん宅へ。 松本:ただいまぁ。 松母:あぁおかえりー メンバー:こんばんは 松父:テレビで見てるのと同じだね 約1ヶ月半ぶりの両親との対面 松本:いいねぇ〜サンドイッチ。 北川:すごい、手作りの料理は久しぶり。 久しぶりに味わう家庭の味。 これまで、1日1食コンビニ弁当でしのいでいた彼らは、遠慮なしにたっぷり食べた 食事のあとは松ちゃんの部屋へ。 そこで見たのは、リーダー松ちゃんの卒業アルバム。 近藤:ばり凛々しい。 これが中学生の松ちゃん…。(っていって写真が出ました。確かに凛々しい!いつも笑顔だ笑顔だスマイルだ!中学時代も素敵なスマイルを振りまいていたんだろうなあ、あら素敵) そして、4人は、一週間ぶりに車以外の場所で寝た。 翌日。 松本:『頑張ってくるよ』 リーダー松ちゃんのお母さんに見送られライブまでの時間は駅までビラくばり。松ちゃんは先頭になって次々と友達に声をかけた。 地元でのライブをなんとか盛り上げたい 今回のライブの場所、前橋FLEEZ はプリンスアルバート時代に何度もライブをしたところ。スタッフとも顔なじみ。 ライブ前。 松本:わー、たーちゃん来たーーきたー。まじでーー 松ちゃんが感激にひたる人物。 プリンスアルバートのリーダー野口くん スタッフから、松ちゃんがライブすることを聞いて駆けつけた 野口:「めちゃ期待して ルンルン気分で見てるね」 思いがけない元メンバーの訪問 メジャーデビューへの夢の道を選ぶ苦汁の決断 自分が選んだ道が正しかったことをライブで証明して見せ付けなければならない そして本番。 松本:皆さんお久しぶりです 松ちゃんがライブするということが、口コミで広がり、元バンドプリンスアルバート時代のファンで盛り上がり、超満員。 観客はバンドをやめて、メンバーとファンを裏切った松ちゃんを、あたたかく見守ってくれた。 (それにしてもお客さんすごい盛り上がり!本当に松ちゃんは人気者だったんだなあ、英雄だね英雄!) ライブは大成功!! しかし。 それは勘違いであったことをこの後思い知らされる 今まで自分と一緒にやっていたメンバーが、別のバンドでライブをして、複雑な気持ちで見ていた野口くん。 そして、ライブ後に松ちゃんは野口くんとともに外へ。 野口:今日のライブ見るとみんなそこそこに弾けたり叩けたりするじゃん。 でもね。魂のヴォーカリストじゃないってカンジ。 なんか、ガツッってこない感じ。 松ちゃんは、何百バンドって見てるからわかると思うけど、 くるボーカリストと、こないボーカリストってあるじゃん? 松本:ボーカルが弱いってのは、みんな言ってるんだよね。 野口:今のままデビューしてCD売れると、それこそ非難ゴーゴーだぜ テレビの力だって言われちゃう。 ただ歌ってるだけで、熱さが伝わってこない。 自分もボーカルをやってる野口くんの率直な意見。 問題が浮き彫りになり、松ちゃんにとっては複雑なライブとなってしまった。 その後、メンバーは公園で反省会。 近藤:ほら けっこうキツイよ、 コレ。 上原:ほらケンちゃんキツイぜ。けっこうボロくそかかれてる。 ここで見ていたのはライブを見た観客のアンケート。 ○松ちゃんがやってるからテープ買ったけど、ライブは見てて正直がっかり。ボーカルにもっと熱く歌って欲しい。 ○ボーカルがかっこつけすぎで、何歌ってたかわからない ○ヴォーカルの動きが変でキモイ ○あのボーカルじゃ 売れないよ 松ちゃん 松本:誰も今日のライブ良かったって言ってくれなかった なんか群馬で恥かいた感じ 北川:それって俺のせいなん? 松本:ヴォーカルって重要じゃん 近藤:もっとはっきり歌えばいいんじゃない? 上原:ヘラヘラ歌のがダメじゃない? 北川:なんで俺ばっかりやねん。がんばっとるやんけ。 松本:実際アンケートに書かれてるからさ 北川逆切れ 去ってしまう 上原:ケンちゃんいっちゃったよ・・・ アンケートの批判は自分のコトばかり メンバーにも攻め立てられ逆ギレ・・・ 車に戻るメンバー 上原:あれっ 近藤:おらんねぇ 上原:ケンちゃんいない・・・ 仕方なくくるまで待つ。 1時間20分後。北川戻る。 北川:ちょっと話あるんやけど。いい? 北川は「話がしたい」と3人を呼び出した そして衝撃の一言が・・・ 北川:もう 俺辞めるわ 俺 ジャマやろ? 「邪魔な俺は辞めればいい・・・」 近藤:はぁ・・・お前辞めるとか言うなって! またメンバー裏切るん?お前 ムカツクんだよ。 ノブ、ケンちゃんを倒す ケンちゃんとノブで、つかみ合いのケンカ 松:やめろ ノブ スタッフ:やめろやめろやめろやめろ スタッフや、松ちゃんの手で、なんとか抑える。 「俺さえ辞めればいいんだろ・・・」 しかし、それはタダの逃げ道・・・ 「また仲間を裏切るのかよ」 自分達は仲間を裏切ってまで同じ夢にかけて頑張ってきた 自分勝手な結論を出した北川に、ノブの怒りが爆発した・・・ 最大の危機。 北川はこのまま辞めてしまうのか?! 今だから笑って話せるけど、その当時は見ててちょっと泣きそうでした、自分。でも、心の片隅で『面白くなってきた』とか考えたわたしは、何なんですかね(最低)。でも、本当に当時はドキドキでした。ケンカだもの(しかもノブとケンちゃんっていうなんとなく気の強そうな2人)。それにしても、ノブの一言の重さ…。『またメンバー裏切るん?』って…すごく大きな言葉だと思います。確かにケンちゃんがやめるってことは、またメンバーを裏切ってしまうことになるんだ…。 NEXT→ 『ついに団結』 |