運命の日
ROMの結果発表! この日は、ついにロードオブメジャー4人の運命が決定する日。 5ヶ月間にわたる過酷なスケジュール。 それを乗り越えた彼らに、いったいどのような結末がおとずれるのか。 ハマラジャ初の公開録画。250人の前で、結果が発表される。 『ロードオブメジャー運命の結果スペシャル』 全てはここから始まった・・・ スタッフ:スカウトしにきたんです 北川賢一 21歳 ワルサーP38(ヴォーカル) 兵庫県出身 スタッフ:メジャーデビューのチャンスを あげようと思うんですよ 松本賢一 22歳 プリンスアルバート(ベース) 群馬県出身 スタッフ:スカウトしにきたんすよ 上原彰兼 18歳 ダーティーラビット(ドラム) 沖縄県出身 近藤:ははは。スカウト・・・? 近藤信政 19歳 GRAID(ギター) 広島県出身 しかし企画に参加すること...それは今のバンドを 裏切ること 松本:これはすごいわ...究極の選択っすよ マジで
苦し、悩んだすえ メジャーデビューという夢への決断 仲間との涙の別れをしてきた
2002年 4月― 大きな希望を胸に上京した4人。 しかし、スタイルが違う4人が音楽をつくるのは。予想以上に難しいことだった。 スタッフ:今のままでいくとやばい感じする? 松本:うなずく スタッフ:つらい? 松本:うなずき、涙を流す(男泣きだっ!渋い!) 一向に進まない曲作り....迫り来る不安・・・ 松本:オレらさ はっきり言ってバンドを捨てたさ 裏切り者だよ だったら最高のバンドにしてみんなに認めてもらおうぜ 北川:そんなのわかっとる 近藤:わかっとるよ そんなもん 松本:だったら態度で見せてよ 近藤:オマエ一人がカッコつけるんじゃねーよ!(ダンボールを蹴る) 焦りがメンバー間に亀裂を生み合宿生活は終わった。 さらに全国ツアーで大きな問題が彼らを襲う・・・ ボーカル北川が、気持ちを入れて歌えない。 松本:歌、あれはねーだろう。…オレらもさ今日までに間に合わすっていうんで頑張った訳だからさ 上原:恥ずかしいよ、バンドマンとして。 北川が気持ちをこめて歌えない理由 北川:オレ前のバンド すごい笑顔やってん...すごい笑顔で すごい楽しそうにやってて オレは。でも今自信ないし…オレの責任なんやけど 元のバンドを捨てて自分の夢を選んだ・・・ 北川は裏切り行為に負い目を感じ、歌うことに気持ちが入らない。 そして・・・ 北川:もう俺やめるわ 近藤:ハァ・・・ 北川:オレジャマやろ? 近藤:オマエ辞めるとか言うなって!またメンバー裏切るん?オマエ、むかつくんだよ ノブと北川のとっくみあいのケンカ。 元のバンドに負い目を感じるのは4人の共通する悩み。 なのに自分勝手な決断をした北川を、ノブは許せなかった。 松本:どうする? 北川:とりあえずつづける 近藤:とりあえずって何なん?とりあえずでやられても、こっちも気分悪いよね このあと、ただツアーをこなしていくだけの最悪の日々が続いた。 この窮地を救ったのは、北川の元バンドのリーダー田淵くんの言葉だった。 田淵:過去のこと引きずっとるやつとかおるん? 北川:オレとか? 田淵:オマエひきずってんのか? 北川:ひきずってる。。。 田淵:オマエ、もう戻るとこないんやで あきらめたとか、そんなん言うたら許さんぞ! 挫折されたら、裏切られた自分達もうかばれない。 田淵くんの厳しくあたたかい言葉に、北川の迷いは消えた。 悩みぬいた末に自分が選んだ道。 声がかすれるまで、ストリートライブを繰り返した。 ケンちゃん…。 近藤:ワシが弾いたるよ。 心の傷を、夢への希望とかえて、すすんでいこう。 初めて4人がひとつになった瞬間だった このあと最高の一曲「大切なもの」が完成。 4ヶ月もの間、夢に向かって走りつづけた。夢を握り締めて、同じ道をともにすすむ仲間。 「大切なもの」がいつもそこにあった。 この空の下 同じ星見上げて 悩む僕らは 夢を握ったまま 泣き笑い 支えあい信じてく メジャーデビュー?解散? 大阪へ。その目的とは。a+nation! この舞台は、最大のチャンス!! 大観衆を前にライブをするのは自分達の夢 本番当日。 このイベント結果が、自分達の運命を左右する。 観客のほとんどが自分達のことを知らない。果たして受け入れてもらえるのだろうか・・・ 北川:どうもはじめましてぇ〜!ロードオブメジャーですー。 観客は、あたたかい拍手を送ってくれた。 松本:マジおつかれ a-nation 北川:おつかれー 近藤:どうだった? 松本:どうだったじゃないよ...でも楽しくできたんじゃない? 近藤:気持ちよかった 松本:楽しくできたんじゃない? まっちゃんカワイイ。あっくんの頭に手をぽんって!あっくんのコトかわいがってるなぁ〜♪ 上原:できたできた 楽しかった 力を出し尽くしたステージに満足のメンバー この舞台が成功したかは、CDの手売りの結果次第。 イベント終了を待つメンバーのもとに、思わぬ人物がたずねてきた。その人物とは・・・『BoA』! 3ヶ月前 彼らは一度BoAと会っていた。 BoA:一緒にライブでもするんじゃないですかね。 前座ながら、その約束を果たすことができた。 上原:自分達、CDができたんですよそれでちょっと、1枚。 ちゃんと、ちゃんと聴いてくださいね BoA:ありがとうございます。発売日一緒ですよね BoAと。 8月28日前後は多くのビッグアーティストがシングルを発売。 BoAのニューシングルは彼らのCDと同じ発売日。 上原:でも負けませんよ 僕は。 BoA:その気持ちが大事なんですよ、その気持ちが。頑張ってください 上原:ちゃんと聞いてくださいね 上原:聞いてくれるかなぁ、ちゃんと。 うれし恥ずかしって感じだけどな。聴いてもらっても。 いよいよCDの手売りへ。 彼らのもとには、長蛇の列ができ。この日だけで200枚以上は売り上げた。 そして、いつしか彼らの車には『応援メッセージ』がたくさん書き込まれていた。 こうして、わずかな希望の光が見えた1日は終わった。 彼らが全国で行ったライブは、計60回。 1枚でも多く、CDを発売したい。寝る間をおしんで、ただひたすら努力した。 ついに運命の日をむかえた。 発表(ところどころ録画し忘れました;) 浜田:43位〜!ジャカジャンっ!!
浜田:藤あや子やぁ〜・・・。 浜田:どのへんなんやろ。あ、あるんやったらやぞ。 散々全部めくって『あれへんがなぁ!』言うたらオレ、かっこわるいわけよ。 YOU:この人たち、めちゃめちゃ宣伝してる人たちですからね?(ランキング上位の人たち) 浜田:ホンマや!なかって当たり前や!!えぇ加減にせぇ〜!そんなもん。 インディーズレーベルで50位以内に入ったバンドっていうのは、ここ1年でたった6組しかいないんですよ その6組のいずれもキャリアがあったり、人気があったり・・・。 浜田:このへんあけてみよか?
浜田:けんじはどこ見たい? 健治:ここはねぇ、大丈夫ぜったい。 YOU:大丈夫って何? 健治:ここ以上はいる。たぶん。 浜田:大丈夫やったらめくれ。 健治:よいしょ(このよいしょがかわいいんです)
ALL:おぉぉー 浜田:誰かわからへん 浜田:もうえっか。なっ? もう。あったらエエし。なかったらもっかいどういうことか考えよ。 浜田:さっ、50位。3...2...1...どんっ。
浜田:ものすっごい。ものすっごいイヤ 浜田:じゃぁじゃぁ、34位。。。
浜田:どんどんへこんできたぁ 浜田:33位。。。
北川:ないがなぁ。 浜田:78位!
浜田:渥美二郎!・・・渥美二郎やぁ。 24位!!
浜田:ボンジョヴィィ〜。75位!!
浜田:いや。全然あらへんあれへんやん23位!
北川:あ、これヤバイやろ。 浜田:もうあると思う?
浜田:もうないわ もういくでぇーもう16位!!
ALL:わぁぁぁぁぁぁぁぁぁー ROM:あぁぁぁぁぁあぁぁ 浜田:あった!あったあった!すごいやんかぁーー。 ROM:ありがとぉ〜 YOU:なんとですねぇ、現在の売上が、1万1千枚。 で、さっきけんじくんが言ってたとおりお店になくて予約枚数が9000枚なんで、計2万枚!! 浜田:なんだぁ、まさかこんなとこに入るとは思わへんがな。 YOU:16位て?!インディーズですよ?泣いてらっしゃる人がいるよ? 浜田:これすごいでぇ? YOU:おかあさまですか? 浜田:どう見たって。若いねぇちゃんやないか。 北川:ホントもう、皆様のおかげで大切なものできましたありがとう。 松本:えぇほんと、ありがとうございます。みんなのおかげでここまで頑張ることができました、ありがとうございました! 近藤:ほんとありがとうございまっす。みんなのおかげですぅ、っふふ。 上原:えぇ、みんなもともと地元で頑張ってたメンバーとかの応援もあったし 浜田:うん 上原:みんなの応援もあったんでメジャーデビューできたと思いますぅ。 上原:あとスタッフの皆さんとかも、ありがとうございました。 浜田:あのぉ、みんなのおかげで頑張れましたと、ありがとうございましたと(笑)。 健治:おめでとぅ 健治:いやぁ、もう。スゴイよぉ。(下がってくかんじ) いやもう、16位なんて、スゴイことですよ。 上野:絶対入ると思ってました!ねぇ、浜田さん? 友達にも広めましたもん。 魔裟斗:えぇ〜これからなんでね。これから頑張ってください。 ロードオブメジャーで。『大切なもの』 ケンちゃん熱唱。(興奮のためなのか、なんとなく音はずれてばっかり!) 終了後。 浜田:ほんと頑張ってね、かんぱーい ROM:ありがとうございましたーー 悩み、苦しみ戦いつづけた5ヶ月間。 元のバンドのメンバーも祝福におとずれた。 元メンバー:オレも報われた(笑)。 仲間を裏切ったという罪悪感がはじめて払拭されたときだった。 健治:いい曲作ったら みんな聞いてくれるし、それで、ロードオブメジャーというバンドも続いていくと思うし、大丈夫だと思う。本当に応援してる。じゃぁ、頑張ってください!じゃぁねぇ。またタコ焼き持ってくかも(笑)。 新たな最高の一曲を目指して。彼らの道のりは続く。 上原:この車どうするんですか?捨てるんだったらもらってもいいっすかね? スタッフ:いいですよ どうぞ? 上原:やった もらった・もらっちゃった。 ロードオブメジャー号は、再び走り出した。 新たなスタートを切った、4人を乗せて。 こんなカンジでした。嬉しいですねー!おめでたいです。そして長かった。 |